ライアー・ライアー 3巻 感想

ライアー・ライアー 3巻 感想

ライアー・ライアー3を読みましたので、感想を簡単にまとめて、少しだけ考察も書こうと思います。

さっそくいきましょう!

ネタバレを含みますので、未読の方はご留意ください。

 

ライアー・ライアー 3の見所

今までと比べてラブコメ要素が多め!?

これは2巻で登場した秋月乃愛ちゃんが良い味を出しています。見せつけるような、あざとすぎる乃愛のイチャイチャ行為。それに嫉妬する姫路と彩園寺の姿がとても可愛いです。

白雪も積極的なシーンがあってドキドキしました。

 

五月期交流戦《アストラル》について

こちらが本題になります。今回の見所はなんと言っても各学校の選抜代表が集まってしのぎを削る大会(五月期交流戦)です。

5ツ星や6ツ星が平気でワラワラ登場します。

イベントの内容は《アストラル》という陣地取りゲームです。自軍の領土を拡大させたり、敵チームと戦ったりします。プレイヤーはそれぞれ【司令官】や【剣闘士】などの役職が付与されます。

また、ゲーム盤を縦横無尽に駆け回れるわけではなく、「スペル」「行動値」「(個人&チームの)スロット数」などに配慮しながら戦略を組み立てる必要があります。

スマホゲームで《アストラル》があったら楽しいだろうな……なんて思いながら読んでました。ルール自体は極めてオーソドックスなのですが、そこに『ライアー・ライアー』特有のアビリティシステムやイカサマが混ざることで、ゲームの様相に深みを与えています。

行動値などステータスは、現実の強さに基準が置かれます。緋呂斗は偽りの7ツ星なので、イベントでも不利な状況からスタートしまし、たとえチームメイトであっても秘密を知られる訳にはいきません。ここが面白い所。

《カンパニー》の力を借りながら、味方を騙し、嘘とハッタリを駆使して相手を騙し尽くすことが求められます。

『敵を騙すならまず味方から』――そんな内容です。

 

ライアー・ライアー4巻への展望

影武者(百面相)のトリック

彩園寺更紗の影武者として送り込まれた刺客……影武者。AR世界内では自在に容姿を変えて他人に成り代われることから《百面相》と呼ばれるようになりました。

この七変化の能力ですが、AR世界という限定条件で発揮する力なのか、現実世界から映像に干渉する力なのか、詳細は未知数です。

《決闘》の一部映像が意図的に編集、あるいは差し替えられている節がありました。影武者が《ライブラ》を利用しているのか。はたまた、枢木千梨の《一射一殺》の使用に条件があったように、影武者の能力にも何かしら満たさなければいけない条件があり、その場合、《ライブラ》に協力者・内通者がいるのか。あるいは、影武者自身がライブラの関係者なのか。

篠原緋呂斗は《アストラル》から脱落してしまいますが、これは勝算を狙っての選択でした。ラスト(あと、交流戦が本格的に開幕する前)で緋呂斗は何者かに接触を図っています。順当に考えれば、その相手は風見が所属する《ライブラ》ということになります。

《ライブラ》は今大会の参加者とは直接関われません。裏を返せば、《ライブラ》とコンタクトを取ってイカサマを働けば、ゲームを裏から支配して、影武者にチェックメイトを呈することができるということです。

そこで、最後に鍵を握るのは投票システムだと思っています。これは交流戦に参加していない視聴者が優勝チームを予想するシステムで、たくさん票を獲得したチームにはゲーム内での恩恵が与えられます。

英明の支持率は低迷すると思われていますが、上手く票を英明に流すために緋呂斗は敢えて脱落の道を選んだと考えられます。

いずれにしても、今までは「実況役」の性格が強かった《ライブラ》に戦力としてのスポットライトが当たる――4巻はそんな流れになるのでは、と踏んでいます。

 

共闘関係

今回新しく登場した、榎本進司と浅宮七瀬。共に6ツ星で、榎本は瞬間記憶能力、浅宮は抜群の動体視力・反射神経という人間離れしたスペックを持っています。単体では最強クラスなのに、二人そろうと馬が合わないことも多く、事実本イベントでも内輪揉めして、その実力を発揮しきれませんでした。

そして、緋呂斗は秘密裏に彩園寺に会って、協力を仰いでいます。

榎本と浅宮の力が開花して、《臨時協定》などのコマンドを工夫して、英明と桜花などの他の学校が「連合」を組んで、打倒! 影武者!みたいな展開が、個人的には熱いかなって思います。

あと、久我崎くんも個人的にけっこう好きです。久我崎は彩園寺に執着しているので、もしかしたら彩園寺の要請があれば、一時的に英明に手を貸す……といった胸アツ展開があるかもしれません。あったらいいな(*´ω`*)

 

椎名紬って何者?

私は3巻を読むのが出遅れてしまい、読み始めたのが4巻の表紙が公開された後でした。表紙を見て「この子誰だろう?」って思いながら3巻を読み進めると、お名前は椎名紬ちゃんということが分かりました。

彼女については依然として謎が多いです。中学三年生なのに本イベントに参加しているような意味深な発言がありましたし、ホテルのスタッフも紬に食事を与えることを条件に、緋呂斗の女子フロアへの行き来を黙認する件もありました。まるで、チームメイトや他の生徒と自由に作戦を練ってくださいと後押しされていような不気味さがあります。

そうなると、純粋な星獲りの祭典というよりは、運営側にも何かしら「企み」があるでしょう。

また、プロローグの発言は、おそらく紬のものだと思います。まだ見ぬ強敵との《決闘》を心待ちにしていたのでしょう。でもそれは、純粋な気持ちだけでなく、《決闘》したくてもできなかった、あるいは「させてもらえなかった」ストレス / ジレンマから生じる強い想いのように感じられます。

大方の予想ですと、百面相=椎名紬になるのでしょうか。

彼女は純粋に遊ぶこと(ゲーム)が好き。それは、遊戯場で緋呂斗と遊んでいる時に見せた屈託のない笑顔が何よりの証拠。みんなと対戦したいという無垢な願いを叶えるのと引き換えに、倉橋御門の策略により、悪役を演じなければならなくなった。

ちょうど以前の乃愛と同じような境遇ですね。

些細な点ですが、彼女の容姿はオッドアイにゴスロリ衣装の中二的妹キャラ。オッドアイは先天性的な要因もありますし、事故などの影響も考えられます。紬が学校に行かなくなった(行けなくなった)ことと関係があるのでしょうか……。

不透明な部分が多い少女ですので、4巻での活躍が楽しみです。

 

まとめ

そんなわけで、交流戦の前編が終わりました。司令塔の緋呂斗が脱落し、ライバルの実力、影武者がまだ尻尾を見せていないことなどの懸念材料を鑑みると、英明学園の状況はかなり不利でしょう。

しかし、必要なピースも3巻で散りばめられていると思いますので、それらを噛み合わせて、4巻では気持ちのいい逆転劇を期待したいです。

また、今回もkonomi先生描き下ろしの特典が非常に可愛かったです!私は姫路ちゃんの特典を購入しましたが、今回は凛々しさが際立っててかっこよかったですね。

それでは、また4巻でお会いましょう(*´ω`*)

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