ささやくように恋を唄う 第5巻(ささこい⑤)感想

ささやくように恋を唄う 5巻

こんにちは、礫奈ゆきです。

本日は、竹嶋えく先生「ささやくように恋を唄う」5巻のレビューをしていきます。

もう5巻なんですね~! 私としては「ささこい」が始まったのってついこの間のような気分なのですが、連載2周年ってマジですかΣ( ̄□ ̄lll)

4巻の内容を軽く振り返ってから、5巻の感想を書いていきます。さっそくいってみましょう!

3巻までの総まとめ記事も書いておりますので、よろしければご参考ください。

ささやくように恋を唄う 感想【百合好きに送りたいおすすめの一冊】
竹嶋えく先生の『ささやくように恋を唄う』の魅力をもっと広めたくて、紹介記事を書きました。最新刊3巻までのあらすじとレビュー、注目ポイントをまとめています。百合好きの方なら必読書。百合入門者にはぜひ読んでほしい一冊です。

4巻の内容を復習

めでたく交際を始めることになった依とひまり。そんな二人に学祭のシーズンが迫ってきます。今年はライブの応募者が多数につき、オーディションを行うことに。

そこに現れたのが泉志帆。彼女は元SSGIRLSのボーカルで、亜季とともにSSGIRLSを立ち上げたメンバーでした。が、亜季との口論をきっかけに彼女はSSGIRLSを脱退しました。

時を経て志帆は、天才演奏家の天沢始、料理研究部の里宮百々花とグループを結成し、依たちの前に立ちはだかるのでした。

詳しいレビューは以下からどうぞ。

【新章突入】ささやくように恋を唄う4巻(ささこい4巻)感想
ささやくように恋を唄う第4巻(ささこい4巻)を読んでみたレビューです。結論から言えば最高です! もうすぐ、ささこい5巻が発売されますので、まだ本作品を読んだことがない方はぜひ参考にしてみてください。

5巻のあらすじと内容

成り行きから学祭のライブで勝負することになってしまったSSGIRLSと志帆率いるローレライ。その舞台裏では亜季の燻った想いと、志帆の辛い過去がありました。誰が悪いというわけでもなく、すれ違ったままの想いが、今交錯します。

それでは、本巻の注目ポイントを列挙していきますね。重要なネタバレは避けてありますので、お気になりましたらぜひ手にとってチェックしてみてください。

亜季の依への想い

亜季はずっと依の側にいたいと願っていました。ずっと友達でいるために本当の気持ちを伝えないと決めていたのです。2巻のラストで、依からの告白の答えを保留するひまりを挑発したことがありましたね。もちろん、ひまりへの苛立ちから感情的になってしまった部分もあると思いますが、依への気持ちが実はもっと深いものだったと今回のエピソードで分かります

ローレライ

志帆が新しく立ち上げたバンド。名を「ローレライ」と言います。ローレライは多くの作品に登場する用語なので気になって調べてみますと、もともとはドイツを流れるライン川の岩山を指す言葉だそうです。

地形が難所であることから、かつて多くの水難事故がありました。それが転じて、岩山の上には精霊がいて、彼女の美しい歌声が舟を惑わし、事故へと導いたという伝承が語られることになったそうです。

”聴く者を惑わす破滅的な美しい歌声”

神秘的で、ちょっぴり怖くて、どこか志帆たちを象徴するようなネーミングですね。

ひまりの奮闘

志帆のひまりへの印象は決して悪くありません。ローレライ以外では唯一気の許せる存在です。ひまりも志帆に対しては「優しい先輩」「もっと知りたい」という感想を持っていて、我々読者からすれば「あれ? 依さんピンチ!?」と心配になるくらいに、二人はいい感じの雰囲気になります。

そんなひまりからすれば、SSGIRLSとローレライの対立は見過ごせません。両者を和解させようとする健気な奔走が見れます。

それにしても、含みはないと分かっていながらも、志帆を勘違いさせるような思わせぶりな発言をするひまりは小悪魔な素質を秘めていますね。無垢で他人との壁を作らないのが彼女の長所ではあるんですけどね(*´ω`*)

泉志帆の過去

5巻で最も大事なシーンです。

志帆がバンドを始め、プロを目指すようになったのには辛い過去がありました。内容は直接確認していただきたいのですが、この手の話はやっぱり心にきます。大好きなものは一瞬にして大嫌いなものに変わってしまうことがあり、それが好きなものほど反動が大きいということを教えてくれます。

長い間彼女が苦しんできた様子が竹嶋えく先生の画力によって痛いほど紙面から伝わってきます

多くの読者が志帆に感情移入すると思います。加えて、志帆は時折冷たい表情を見せるのですが、5巻を読めば必ず彼女の人間味がある一面が知れて、好感度が上がるはずです。少なくとも私は5巻を読んで一気に志帆のことが好きになりました。

5巻の評価と6巻への展望

今までと比べてイチャイチャ要素はちょっとだけ少なめなのですが、これからの展開を占う重要な5巻でした。イチャイチャは少なめと言いましたが、登場する子はみんな可愛いので、尊み欠乏症に陥ることはまずありません

亜季と志帆の間には重苦しい空気が流れ、一触即発みたいな雰囲気にもなるのですが、ひまりの柔らかい介入やSSGIRLSの面々のツッコミなどによって上手く中和されていて、すごく読みやすかったです。

「ささこい」の単行本は、毎回続きが気になる終わり方をします。今回も、早く6巻読ましてくれ~~~って感じで幕を閉じます。

依然として、頑なにSSGIRLS脱退の「本当の理由」を明かさない志帆。欠けた最後のパズルのピースはなにか? 亜季と志帆は仲直りの道を探せるのか? 百々花など他のキャラクターたちの人間模様に変化はあるのか?

波乱と期待の次回作になりそうです。まだ5巻が発売されて間もないですが、早く6巻が読みたいです。

ご覧くださり、ありがとうございました~!

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